この記事でわかること
- 繰上げ返済の2つの方法
- それぞれの効果の違い
- 繰上げ返済の前に確認したいこと
この記事を確認したい人
- 住宅ローンを返済中で、まとまった資金ができた人
- 繰上げ返済をするかどうか迷っている人
POINT|ここだけ覚える
繰上げ返済には、返済期間を短くする「期間短縮型」と、毎月の返済額を減らす「返済額軽減型」があります。一般に、利息を減らす効果は期間短縮型の方が大きくなります。
2つの方法の違い
| 方法 | 変わるもの | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 期間短縮型 | 返済期間が短くなる(毎月の返済額はほぼ同じ) | 支払う利息を減らす効果が大きい |
| 返済額軽減型 | 毎月の返済額が少なくなる(返済期間は同じ) | 毎月の家計の負担を軽くできる |

カラちゃん
どうして期間短縮型の方が、利息が減るのかな?
返済期間が短くなると、その分だけ利息がかかる期間そのものがなくなるからだよ。ただ、毎月の負担は変わらないから、家計の状況に合わせて選ぶことが大切なんだ。
繰上げ返済の前に確認したいこと
- 手元に生活防衛資金や、教育費など近い将来に必要なお金が残るか
- 繰上げ返済の手数料がかかるか(金融機関や返済方法によって異なる)
- 住宅ローン控除を受けている場合、控除額への影響
- 団体信用生命保険の保障額が、残高の減少とともに小さくなること
CAUTION|注意点
手元資金をすべて繰上げ返済に回すと、急な出費に対応できなくなるおそれがあります。一度返済したお金は、原則として戻ってきません。
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、原則として年末の借入残高の0.7%が所得税から控除される制度です。繰上げ返済で残高が減ると、その分だけ控除額も小さくなります。
また、控除を受けるには「償還期間が10年以上の借入れ」であることが要件です。期間短縮型の繰上げ返済によって、当初の借入れからの償還期間が10年未満になると、その年以降は控除を受けられなくなります。控除期間中に繰上げ返済を検討する場合は、この点を確認してください。
SUMMARY|まとめ
- 期間短縮型は利息の削減効果が大きく、返済額軽減型は毎月の負担を軽くする
- 手元資金を残したうえで検討する
- 手数料や住宅ローン控除への影響も確認する
